Digital Publishing WAI-ARIA Module 1.0日本語訳

W3C Recommendation

This version:
https://www.w3.org/TR/2017/REC-dpub-aria-1.0-20171214/
Latest published version:
https://www.w3.org/TR/dpub-aria-1.0/
Latest editor's draft:
https://w3c.github.io/dpub-aria/
Implementation report:
https://w3c.github.io/test-results/dpub-aria/
Previous version:
https://www.w3.org/TR/2017/PR-dpub-aria-1.0-20171102/
Editors:
Matt Garrish, DAISY Consortium
Tzviya Siegman, Wiley,
Markus Gylling, DAISY Consortium,
Shane McCarron, Spec-Ops,

出版以来の報告されたエラーや問題に対するエラッタを確認されたい。

翻訳も参照のこと【訳注:これは日本語非公式訳です】。


概要

支援技術のユーザーがウェブコンテンツを通して自分の道を見つけることができるようにするには、ウェブ文書の構造分割に関するセマンティックメタデータを埋め込む必要がある。これは、長い形式の文書の構造的な分割にとって特に重要であり、ウェブアプリケーションウィジェットおよび支援技術の動作に関するセマンティックメタデータの埋め込みと同調する。この仕様は、支援技術のユーザーがそのような長い形式の文書をナビゲートするのを支援するための固有のWAI-ARIAロール一式を定義する。

この文書は、WAI-ARIA Overviewで説明されているWAI-ARIAスイートの一部と位置付けられている。

この文書の位置付け

この節は、公開時点におけるこの文書のステータスについて説明する。ほかの文書がこの文書に取って代わるかもしれない。W3Cが現在公開しているリストとテクニカルレポートの最新版は、W3C technical reports index at https://www.w3.org/TR/で見つけることができる。

この文書は、Accessible Rich Internet Applications Working GroupによるDigital Publishing WAI-ARIA Module 1.0W3C Recommendationである。Working Groupは、仕様が実装可能であることを実証するためにDPub-ARIA 1.0 Implementation Reportを作成した。DPub-ARIA 1.0への変更点の履歴は付録で利用可能である。

この文書にコメントするには、W3C dpub-aria GitHubリポジトリーに提出する。これを実行できない場合、public-aria@w3.orgコメントアーカイブ)にメールを送信する。DPub-ARIA 1.0勧告に寄せられたコメントは、この仕様のバージョンに変更をもたらすことはできないが、エラッタまたはDPub-ARIAの将来のバージョンで対処することができる。ワーキンググループは、コメントに正式な回答をすることはないが、ワーキンググループによって行われる将来の仕事は、この文書で寄せられたコメントに対処することができる。進行中の文書の更新は、公開エディターズドラフトで見ることができる。

この文書は、RecommendationとしてAccessible Rich Internet Applications Working Groupによって発行された。

Working Groupの実装レポートを参照されたい。

この文書は、W3Cのメンバー、ソフトウェア開発者、およびほかのW3Cグループや利害関係者によって検討され、W3C勧告としてディレクターによって承認されている。これは安定した文書であり、規範的仕様として使用されてもよく、ほかの文書から引用してもよい。勧告の作成におけるW3Cの役割は、仕様に注意を引き付け、広範な開発を促進することである。これはウェブの機能と相互運用性を強化する。

この文書は2004年2月6日のW3C特許ポリシーの下で活動するグループによって作成された。W3Cは、グループの成果物に関するあらゆる開示特許の公開リストを管理する。ここには、特許開示にあたっての指示も含まれている。特許について十分に知識のある人物が、仕様にEssential Claim(s)が認められると判断した場合は、W3C特許ポリシーの第6章に従い情報を開示する必要がある。

この文書は2017年3月1日のW3Cプロセス文書によって管理される。

1. 導入§

この章は非規範的である。

WAI-ARIAは、共通のホスト言語セマンティックアクセシビリティAPIと、ウェブブラウザーがウェブコンテンツのアクセシビリティセマンティクスをプラットフォーム固有のアクセシビリティAPIにマッピングできるようにするフレームワークを定義する技術仕様である。これにより、ウェブコンテンツは、プラットフォームに依存することなく、ネイティヴプラットフォームアプリケーションと同様のプラットフォーム支援技術と相互運用可能になる。

この仕様は、デジタルパブリッシング業界向けに設計されたWAI-ARIA のモジュール拡張である。この仕様の目的は以下を含む:

この仕様で定義されるロールは、EPUB Structural SemanticsVocabularyから派生している。

WAI-ARIAの詳細な説明については、WAI-ARIA Introductionとリッチインターネットアプリケーションのアクセシビリティへの適用方法を参照のこと。

1.1 対象読者§

この仕様は、ロールステートプロパティおよび値を含む、デジタルパブリッシングのためのWAI-ARIAのモジュールを定義する。この仕様が影響を与える複数の読者は次のとおり:

各適合性要件は、要件が適用される読者を示す。

この仕様は上記の読者に適用可能ではあるが、これは特に対象を定めるものではなく、上記の読者のいずれかのための独占的な情報源であることを意図しない。将来的には、著者がこれらのWAI-ARIAセマンティクスを出版業界に適用するのを支援し、この文書の情報をプラットフォームアクセシビリティAPIにマッピングする方法を定義するために、追加の文書が作成されるだろう。

1.2 ユーザーエージェントのサポート§

このモジュールは、[wai-aria-1.1] で定義される一般的なユーザーエージェントのサポート原則に基づいて構築されており、ユーザーエージェントが読者に提示される一般的なユーザーインターフェイスを強化する機能も提供する。

1.3 WAI-ARIAとホスト言語の相互進化§

デジタルパブリッシングWAI-ARIAモジュールは、 [wai-aria-1.1]で定義されるWAI-ARIAとホスト言語の相互進化のモデルに従う。これは、[html5]、[SVG2] 、EPUBのような言語をサポートするものの中でセマンティクスを補強するためのもの、または明示的にARIAのサポートを含まない他のマークアップベースの言語で、アクセシビリティ拡張技術として使用される。オブジェクトの新しい種類の発明はウェブ言語で表示する標準化されたサポートよりも高速であるため、スタイルやスクリプト経由で、ページの言語でまだ直接サポートされない、著者がオブジェクトの新しい種類を作成する際、WAI-ARIAは支援技術にセマンティクスを明確にする。

ホスト言語がオブジェクトのその種類にセマンティック要素を提供する場合、スタイルおよびスクリプトをもつオブジェクトを作成することは適切ではない。WAI-ARIAは、これらのオブジェクトのアクセシビリティを向上させることができる一方で、アクセシビリティは、ユーザーエージェントがネイティヴにオブジェクトを処理できるようにすることによって提供される最良のものである。たとえば、h1のようなネイティヴの見出し要素を使用するよりも、div要素にheadingロールを使用する方がよいというわけではない。

時間とともに、ホスト言語は、今のところこの仕様を使ってのみ宣言できるオブジェクトのセマンティクスを提供するために進化していくことが予想される。WAI-ARIAの1つの目標はよりセマンティックかつアクセシブルなマークアップの出現を刺激する手助けをすることであるので、これは自然で望ましい。所定の機能に対するネイティヴセマンティクスが使用可能になる場合、著者は、ネイティヴ機能を使用し、その機能のこのモジュールの使用を中止することが適切である。しかし、レガシーコンテンツはデジタルパブリッシングWAI-ARIAモジュールを使用し続けるかもしれないので、WAI-ARIAをサポートするユーザーエージェントの必要性が残っている。

このモジュールの特定の機能は時間とともに重要性を失うかもしれない一方で、ウェブページにセマンティクスを追加するデジタルパブリッシングWAI-ARIAモジュールの一般的な可能性は、持続するニーズが期待される。ホスト言語は、このモジュールが提供するすべてのセマンティクスを実装しないかもしれず、さまざまなホスト言語は、異なる機能のサブセットを実装するかもしれない。オブジェクトの新しいタイプは継続的に開発されており、そして多くの場合オーサリングプラクティスは、より高速なホスト言語標準より前進するため、この仕様の1つの目標は、このようなオブジェクトをアクセシブルにする方法を提供することにある。このように、このモジュールとホスト言語は両方一緒に進化するが、異なる速度で進化する。

一部のホスト言語は、ユーザーインターフェイス以外の機能のセマンティクスを作成するために存在する。たとえば、SVGはオブジェクトが表すだろうユーザーインターフェイスコンポーネントでなく、グラフィカルオブジェクトの生成物の背後にあるセマンティクスを表現する。このようなホスト言語は、設計上、この仕様の機能に対応するネイティヴセマンティクスを提供しないかもしれない。この場合、デジタルパブリッシングWAI-ARIAモジュールは、これらホスト言語にセマンティック情報を追加するために、長期的なアプローチを採用することができる。

1.4 オーサリングプラクティス§

1.4.1 オーサリングツール§

WAI-ARIAおよびデジタルパブリッシングWAI-ARIAロールステートおよびプロパティの定義における要件の多くは、コードを検証するために使用される他の品質管理プロセスと同様に、開発プロセスの間に自動的にチェックできる。デジタル出版を作成している著者を支援するために、これらのツールは、DOMからのデジタルパブリッシングWAI-ARIAロールのセマンティック構造をこの仕様で定義されているものと比較し、エラーを著者に通知するか、単にその構造を適用するテンプレートを作成できる。

1.4.2 プラクティスおよびツールのテスト§

インタラクティブコンテンツのアクセシビリティは、静的なチェックだけで確認できない。インタラクティブコンテンツの開発者は、ウィジェットやアプリケーションにデバイスに依存しないアクセスのためにテストすべきであり、ユーザーと情報交換中にすべてのコンテンツと変更へのアクセシビリティAPIへのアクセスを確認すべきである。

1.5 支援技術§

アクセシビリティセマンティクスへのプログラムアクセスが支援技術に不可欠である。詳細については、[wai-aria-1.1]の支援技術のセクションを参照のこと。

2. 適合性§

非規範的とマークとしてマークされる章と同様に、この仕様のすべてのオーサリングガイドライン、図、例、およびノートは非規範的である。この仕様における他のすべては規範的である。

キーワードMUSTおよびSHOULDは、RFC2119]で示されるとおりに解釈される。

この仕様は、ある章が規範的または参考情報であるかどうかを表示する。規範的または参考情報としての章の分類は、章全体に適用される。文「この章は規範的である」または「この章は参考情報である」は、その章のすべての節に適用される。

規範的な章は、著者、ユーザーエージェント、および支援技術がこの仕様に適合するように実装するために従わなければならない要件を規定する。

参考情報の章は、この仕様を理解するのに有益な情報を提供する。そのような章は、推奨されるプラクティスの例を含むかもしれないが、この仕様に適合するためにそのような推奨に従うことを必要としない。

3. 重要な用語§

この章は非規範的である。

一部の用語は適当な位置に定義されるが、以下の定義は、この文書全体で使用される。

アクセシビリティAPI

オペレーティングシステムおよびその他のプラットフォームは、支援技術オブジェクトおよびイベントに関する情報を公開する一連のインターフェイスを提供する。支援技術は、情報を取得し、それらのウィジェットと対話するためにこれらのインターフェイスを使用する。アクセシビリティAPIの例は、Microsoft Active Accessibility [MSAA]、Microsoft User Interface Automation [UI-AUTOMATION]、MSAA with UIA Express [UIA-EXPRESS]、Mac OS X Accessibility Protocol [AXAPI]、Linux/Unix Accessibility Toolkit [ATK]およびAssistive Technology Service Provider Interface [AT-SPI]、IAccessible2 [IAccessible2]である。

支援技術

ハードウェアおよび/またはソフトウェアは:

  • ウェブコンテンツを取得してレンダリングするためのユーザーエージェントによって提供されるサービスに依存する
  • APIの使用を通してユーザーエージェントまたはウェブコンテンツ自体と連動し、
  • 障害者によってウェブコンテンツとのユーザーの対話を容易にするためにユーザーエージェントによって提供されるものを超えたサービスを提供する

この定義は他の文書で使用したものと異なるかもしれない。

この文書のコンテキストにおいて重要である支援技術の例としては次のものを含む:

  • 拡大してかつレンダリングされたテキストと画像の視覚的な読みやすさを改善するために使用されるスクリーン拡大鏡。
  • 合成音声または点字ディスプレイを通して情報を伝達するために最も頻繁に使用されるスクリーンリーダー。
  • 合成音声にテキストを変換するために使用される音声変換ソフトウェア。
  • 音声制御とディクテーションを可能にするために使用される音声認識ソフトウェア。
  • キーボードをシミュレートするために使用される、(ヘッドポインター、オンスクリーンキーボード、単一のスイッチ、息操作デバイスを含む)代替入力技術。
  • マウスポインターおよびクリックをシミュレートするために使用される代替ポインティングデバイス。
属性

この仕様において、属性は、マークアップ言語における属性として使用される。属性は、要素によって表されるオブジェクトステートおよびプロパティに関する情報を提供するために要素に追加される構造的特徴である。

クラス

類似の特性を共有する一連のインスタンスオブジェクト

要素

この仕様において、要素は、マークアップ言語における要素として使用される。要素は、オブジェクトに対するデータプロファイルを含むマークアップ言語における構成要素である。

イベント

コンピューターシステムにおける他のオブジェクトにオブジェクトステートで個別の変化を通信するために使用されるプログラムのメッセージ。ウェブページへのユーザー入力は、相互作用を記述する抽象イベントを介して一般的に媒介され、ドキュメントオブジェクトのステートの変化の通知を提供することができる。一部のプログラミング言語において、イベントは、通知としてより一般的には知られる。

参考情報

情報目的で提供されかつ適合のために必須でないコンテンツ。適合するために必要なコンテンツは、規範的と呼ばれる。

規範的

適合のために必須とされるもの。対照的に、参考情報または"非規範"として識別されるコンテンツは、適合のために必要とされない。

オブジェクト

ユーザーインターフェイスのコンテキストで、1つ以上の要素によってマークアップ言語で表現され、ユーザーエージェントによってレンダリングされる、知覚的ユーザーエクスペリエンスの項目。

プログラミングのコンテキストで、1つ以上のクラスおよび同様のオブジェクトの一般的な特性を定義するインターフェイスのインスタンス。アクセシビリティAPIにおけるオブジェクトは、1つ以上のDOMオブジェクトを表すことができる。アクセシビリティAPIは、DOMインターフェイスと区別されるインターフェイスを定義している。
オントロジー

クラスの特徴の説明およびどのようにクラスが互いに関連するか。

プロパティ

指定されたオブジェクトの性質に不可欠である、またはオブジェクトに関連付けられたデータ値を表す属性。プロパティの変化は、オブジェクトの意味または見栄えに著しい影響を与えるかもしれない。特定のプロパティ(たとえば、aria-multiline)は、ステートを変更する可能性がより低いが、変更差分の周期は原則でないことに注意する。aria-activedescendantaria-valuenow、およびaria-valuetextのような少数のプロパティは、頻繁に変更することが期待される。ステート対プロパティの明確化を参照のこと。

ロール

種類の主な指標。 このセマンティックな関連付けはツールが存在してもよく、その種類の他のオブジェクトに関するユーザーの期待と一致する方法でオブジェクトとの相互作用をサポートしてもよい。

セマンティクス

コンピューターが要素および属性などのオブジェクトの表現を処理し、かつさまざまな人間がオブジェクトの一貫した理解を相互に達成するような方法でオブジェクトを確実に表現できるような方法で定義される、人間によって理解されるようなものの意味。

ステート

ステートは、ユーザーの挙動または自動化プロセスに応じて変更することができるオブジェクトの特性を表現する動的なプロパティである。ステートは、オブジェクトの本質的な性質に影響を与えないが、オブジェクトまたはユーザーインタラクションの可能性に関連したデータを表す。プロパティに対するステートの明確化を参照のこと。

タクソノミー

階層においてクラスがスーパークラスのプロパティを継承する、どのようにさまざまなクラスの特性が互いに関係するかの階層的な定義。タクソノミーは、オントロジーの形式的な定義の一部を構成することができる。

ユーザーエージェント

ウェブコンテンツとのエンドユーザーのやりとりを引き出し、レンダリングしかつ容易にする任意のソフトウェア。この定義は他の文書で使用したものと異なるかもしれない。

ウィジェット

ユーザーが対話することができる個別のユーザーインターフェイスオブジェクト。ウィジェットは、1つの値または操作(たとえば、ボックスやメニュー項目をチェックする)を持つ単純なオブジェクトから、多数の管理されたサブオブジェクト(たとえば、ツリーやグリッド)を含む複雑なオブジェクト​へと多岐にわたる。

4. デジタルパブリッシングロール§

このセクションでは、WAI-ARIAロールタクソノミーへの追加を定義し、すべてのロールの特性とプロパティについて説明する。このモジュールで提供されるフィールドの説明については、ARIAロールを参照のこと。

4.1 ロールの定義§

以下は、リッチインターネットアプリケーションの著者によって使用されるWAI-ARIAロールのアルファベット順リストである。

doc-abstract
作品の原則的な考え方、概念、および結論、または、その作品の中のセクションもしくは抜粋の短い要約。
doc-acknowledgments
作品の実現に対する個人、組織、政府、およびその他のエンティティによる重要な貢献を認めるセクションまたはステートメント。
doc-afterword
著者または重要人物からの締めくくりのステートメント。通常、コンテンツがどのように書かれるようになったのか、その重要性、またはそのタイムライン以降に発生した関連イベントについての洞察を提供する。
doc-appendix
コンテンツに情報を提供するが、コンテンツの中心ではない、主要コンテンツの後にある補足情報のセクション。
doc-backlink
ユーザーがコンテンツ内の関連する場所に戻ることを可能にするリンク(たとえば、脚注からその参照へ、または用語集の定義から用語が使用されている場所へ)。
doc-biblioentry
参考文献の外部ソースへの単一の参照。biblioentryは通常、コンテンツ内のその参照よりも詳細な情報を提供する(たとえば、完全なタイトル、著者、発行者、発行日など)。
doc-bibliography
作品で引用されている外部参照のリスト。作品は、印刷物またはデジタルソースであってもよい。
doc-biblioref
参考文献エントリーへの参照。
doc-chapter
作品のコンテンツの主要なテーマセクション。
doc-colophon
多くの場合作品の巻末にある、その版固有のプロダクションノートの短いセクション(使用されている書体の説明など)。
doc-conclusion
作品を要約するまたは物語を締めくくる最後のセクションまたは文。
doc-cover
作品の雰囲気やトーンを設定し、通常はタイトルと著者を含む画像。
doc-credit
写真など、サードパーティソースからの統合されたコンテンツの出典の謝辞。通常、著者、著作権、および再利用に関する制限を明確にする。
doc-credits
クレジットのコレクション。
doc-dedication
作品の先頭にある献辞。通常、作者の近くにいる1人以上の人物に敬意を表して宛てられる。
doc-endnote
作品または作品内のセクションの末尾に見られる、参照される文章の一節に追加のコンテキストを提供する、注釈のコレクションの1つ。
doc-endnotes
作品の末尾またはその作品中のセクションにある注釈のコレクション。
doc-epigraph
作品の冒頭やセクションに設定される、テーマを確立したり、雰囲気を設定したりする引用文。
doc-epilogue
通常は将来の観点から、作品の行動と出来事についてまとめたりコメントしたりする物語の結びのセクション。
doc-errata
作品の最初の出版後に発見された一連の訂正。正誤表と呼ばれることもある。
doc-example
コードリスト、ケーススタディ、問題点など、作品の主要なコンセプトの図解。
doc-footnote
引用や解説など、参照されているテキストの一節に追加のコンテキストを提供する付随情報。
doc-foreword
作品の前置きをする紹介セクションで、典型的には作品の著者によって書かれていない。
doc-glossary
コンテンツで使用されている新しい、まれな、または特殊な用語の簡潔な辞書。
doc-glossref
用語集の定義への参照。
doc-index
主要な主題、名前、および作品で扱われるその他の重要な話題へのリンクの詳細なリストを提供するナビゲーション支援。
doc-introduction
典型的に、作品の範囲または種別を紹介する前付けセクション。
doc-noteref
脚注または文末脚注への参照。典型的には、テキストの本文に上付きの数字または記号として表示される。
doc-notice
動作またはイベントから発生する可能性のある結果をユーザーに通知する。例としては、警告、注意、危険などがある。
doc-pagebreak
コンテンツの静的にページ付けされたバージョンで、2つの連続するページ間で改ページが発生する前の位置を示すセパレーター。
doc-pagelist
コンテンツの改ページへのリンクのリストを提供するナビゲーション支援。
doc-part
特定の主題、ストーリーアーク、または同様の要約されたテーマを扱う一連の関連セクションを含む作品の主要な構造的部分。
doc-preface
作品の前置きをする紹介セクションで、典型的には作品の著者によって書かれている。
doc-prologue
作品の背景を設定する紹介セクションで、典型的には物語の一部である。
doc-pullquote
トピックに注目を集める、または重要なポイントを強調したりすることを意図する、現在のコンテンツからの明確に配置または強調表示された引用。
doc-qna
インタビューやよくある質問のリストなど、一連の質問と回答として構成されたコンテンツのセクション。
doc-subtitle
作品の説明もしくは代替タイトル、またはその作品の中のセクションもしくはコンポーネント。
doc-tip
コンテンツのいくつかの観点を明確にする、またはコンテンツの理解を助けるのに有用な情報。
doc-toc
コンテンツの主要なセクション見出しへのリンクの順序付きリストを提供するナビゲーション支援。目次は、作品全体を扱うかもしれないし、その作品の一部のみを扱うかもしれない。

doc-abstract (role)§

作品の原則的な考え方、概念、および結論、または、その作品の中のセクションもしくは抜粋の短い要約。

例1
<section role="doc-abstract" aria-label="Abstract">
   <p>Accessibility of web content requires semantic information about widgets, structures,
      and behaviors …</p>
</section>
特性:
特性
スーパークラスロール: section
関連する概念:
継承されるステートおよびプロパティ:
名前の由来: 著者
アクセシブルな名前要求: False

doc-acknowledgments (role)§

作品の実現に対する個人、組織、政府、およびその他のエンティティによる重要な貢献を認めるセクションまたはステートメント。

例2
<section role="doc-acknowledgments">
   <p>I would like to extend my sincere gratitude to … </p>
</section>
特性:
特性
スーパークラスロール: landmark
関連する概念:
継承されるステートおよびプロパティ:
名前の由来: 著者
アクセシブルな名前要求: False

doc-afterword (role)§

著者または重要人物からの締めくくりのステートメント。通常、コンテンツがどのように書かれるようになったのか、その重要性、またはそのタイムライン以降に発生した関連イベントについての洞察を提供する。

例3
<section role="doc-afterword">
   <h1>Afterword: Why I Wrote This Book</h1></section>
特性:
特性
スーパークラスロール: landmark
関連する概念:
継承されるステートおよびプロパティ:
名前の由来: 著者
アクセシブルな名前要求: False

doc-appendix (role)§

コンテンツに情報を提供するが、コンテンツの中心ではない、主要コンテンツの後にある補足情報のセクション。

例4
<section role="doc-appendix">
   <h1>Appendix A. Historical Timeline</h1></section>
特性:
特性
スーパークラスロール: landmark
関連する概念:
継承されるステートおよびプロパティ:
名前の由来: 著者
アクセシブルな名前要求: False

doc-biblioentry (role)§

参考文献の外部ソースへの単一の参照。biblioentryは通常、コンテンツ内のその参照よりも詳細な情報を提供する(たとえば、完全なタイトル、著者、発行者、発行日など)。

著者は、ロールdoc-biblioentryをもつ要素が、ロールlistをもつ要素に含まれる、または所有されることを保証しなければならない

例6
<section role="doc-bibliography">
   <h1>Cited Works</h1>
   <div role="list">
      <p role="doc-biblioentry" id="b8cab5dd-bc24-459c-9858-7afa9da69b64">
         John Steinbeck, The Grapes of Wrath (New York: The Viking Press, 1939)
      </p>
   </div></section>
例7
<section role="doc-bibliography">
   <h1>Select Bibliography</h1>
   <ul>
      <li role="doc-biblioentry" id="faulkner-dying">
         William Faulkner, As I Lay Dying (New York: Jonathan Cape & Harrison Smith, 1930)
      </li>
   </ul></section>
特性:
特性
スーパークラスロール: listitem
関連する概念:
必須のコンテキストロール: doc-bibliography
継承されるステートおよびプロパティ:
名前の由来: 著者
アクセシブルな名前要求: True

doc-bibliography (role)§

作品で引用されている外部参照のリスト。作品は、印刷物またはデジタルソースであってもよい。

例8
<section role="doc-bibliography">
   <h1>Select Bibliography</h1>
   <ul></ul>
</section>
特性:
特性
スーパークラスロール: landmark
関連する概念:
必須の所有される要素: doc-biblioentry
継承されるステートおよびプロパティ:
名前の由来: 著者
アクセシブルな名前要求: False

doc-biblioref (role)§

参考文献エントリーへの参照。

例9
<p>
   As <a role="doc-biblioref"
      href="#b8cab5dd-bc24-459c-9858-7afa9da69b64">Steinbeck</a>
   says in his great novel …
</p>
特性:
特性
スーパークラスロール: link
関連する概念:
継承されるステートおよびプロパティ:
名前の由来:
  • コンテンツ
  • 著者
アクセシブルな名前要求: True

doc-chapter (role)§

作品のコンテンツの主要なテーマセクション。

例10
<section role="doc-chapter">
   <h1>Chapter 1. Loomings.</h1></section>
特性:
特性
スーパークラスロール: landmark
関連する概念:
継承されるステートおよびプロパティ:
名前の由来: 著者
アクセシブルな名前要求: False

doc-colophon (role)§

多くの場合作品の巻末にある、その版固有のプロダクションノートの短いセクション(使用されている書体の説明など)。

例11
<section role="doc-colophon" aria-label="About the type">
   <p>This publication was set using … </p>
</section>
特性:
特性
スーパークラスロール: section
関連する概念:
継承されるステートおよびプロパティ:
名前の由来: 著者
アクセシブルな名前要求: False

doc-conclusion (role)§

作品を要約するまたは物語を締めくくる最後のセクションまたは文。

例12
<section role="doc-conclusion">
   <h1>Summary</h1>
   <p>A central task in feminist scholarship is to expose and dismantle the stereotypes … </p>
</section>
特性:
特性
スーパークラスロール: landmark
関連する概念:
継承されるステートおよびプロパティ:
名前の由来: 著者
アクセシブルな名前要求: False

doc-cover (role)§

作品の雰囲気やトーンを設定し、通常はタイトルと著者を含む画像。

例13
<img role="doc-cover" src="coverimage.jpg" alt="A Room of One's Own by Virginia Woolf"/>
特性:
特性
スーパークラスロール: img
関連する概念:
継承されるステートおよびプロパティ:
名前の由来: 著者
アクセシブルな名前要求: False

doc-credit (role)§

写真など、サードパーティソースからの統合されたコンテンツの出典の謝辞。通常、著者、著作権、および再利用に関する制限を明確にする。

例14
<p role="doc-credit">
   Page 62, Table 3.1 from <cite>“Economic Foundations of Cost-Effectiveness Analysis”</cite>
   by A. M. Garber and C. E. Phelps …
</p>
特性:
特性
スーパークラスロール: section
関連する概念:
継承されるステートおよびプロパティ:
名前の由来: 著者
アクセシブルな名前要求: False

doc-credits (role)§

クレジットのコレクション。

例15
<section role="doc-credits">
   <h1>Photo Credits</h1></section>
特性:
特性
スーパークラスロール: landmark
関連する概念:
継承されるステートおよびプロパティ:
名前の由来: 著者
アクセシブルな名前要求: False

doc-dedication (role)§

作品の先頭にある献辞。通常、作者の近くにいる1人以上の人物に敬意を表して宛てられる。

例16
<p role="doc-dedication">To my family, without whom this would have never been possible.</p>
特性:
特性
スーパークラスロール: section
関連する概念:
継承されるステートおよびプロパティ:
名前の由来: 著者
アクセシブルな名前要求: False

doc-endnote (role)§

作品または作品内のセクションの末尾に見られる、参照される文章の一節に追加のコンテキストを提供する、注釈のコレクションの1つ。

著者は、ロールdoc-endnoteをもつ要素が、ロールlistをもつ要素に含まれる、または所有されることを保証しなければならない

例17
<section role="doc-endnotes">
   <h2>Notes</h2>
   <ol>
      <li id="6baa07af" role="doc-endnote">Additional results of this study can be found at … </li>
      <li id="7b2c0555" role="doc-endnote"></li></ol>
</section>
例18
<section role="doc-endnotes">
   <h2>Notes</h2>
   <section id="ch1-notes">
      <h3>Chapter 1</h3>
      <div role="list">
         <p id="6baa07af" role="doc-endnote">1. Additional results of this study can be found at … </p>
         <div id="7b2c0555" role="doc-endnote">
            <p>2. The primary source of infomation …</p>
            <p class="note-cont">In the case of secondary studies …</p>
         </div></div>
   </section>
</section>
特性:
特性
スーパークラスロール: listitem
関連する概念:
必須のコンテキストロール: doc-endnotes
継承されるステートおよびプロパティ:
名前の由来: 著者

doc-endnotes (role)§

作品の末尾またはその作品中のセクションにある注釈のコレクション。

doc-endnotesロールが文末脚注のリストに直接適用されることは決してないことに注意すること。詳細は、doc-endnoteロールを参照。

例19
<section role="doc-endnotes">
   <h2>Notes</h2>
   <ol>
      <li id="6baa07af" role="doc-endnote">Additional results of this study can be found at … </li>
      <li id="7b2c0555" role="doc-endnote"></li></ol>
</section>
特性:
特性
スーパークラスロール: landmark
関連する概念:
必須の所有される要素: doc-endnote
継承されるステートおよびプロパティ:
名前の由来: 著者
アクセシブルな名前要求: False

doc-epigraph (role)§

作品の冒頭やセクションに設定される、テーマを確立したり、雰囲気を設定したりする引用文。

例20
<blockquote role="doc-epigraph">
   <p>“Would you tell me please, which way I ought to go from here?”</p>
   <p>“That depends a good deal on where you want to get to,” said the cat.</p>
</blockquote>
特性:
特性
スーパークラスロール: section
関連する概念:
継承されるステートおよびプロパティ:
名前の由来: 著者
アクセシブルな名前要求: False

doc-epilogue (role)§

通常は将来の観点から、作品の行動と出来事についてまとめたりコメントしたりする物語の結びのセクション。

例21
<section role="doc-epilogue">
   <header>
      <h1>Epilogue</h1>
      <p>SPOKEN BY PROSPERO</p>
   </header>
   <p>Now my charms are all o'erthrown, …</p></section>
特性:
特性
スーパークラスロール: landmark
関連する概念:
継承されるステートおよびプロパティ:
名前の由来: 著者
アクセシブルな名前要求: False

doc-errata (role)§

作品の最初の出版後に発見された一連の訂正。正誤表と呼ばれることもある。

例22
<section role="doc-errata">
   <h1>Corrections</h1></section>
特性:
特性
スーパークラスロール: landmark
関連する概念:
継承されるステートおよびプロパティ:
名前の由来: 著者
アクセシブルな名前要求: False

doc-example (role)§

コードリスト、ケーススタディ、問題点など、作品の主要なコンセプトの図解。

例23
<aside role="doc-example">
   <h1>Hello World!</h1></aside>
特性:
特性
スーパークラスロール: section
継承されるステートおよびプロパティ:
名前の由来: 著者
アクセシブルな名前要求: False

doc-footnote (role)§

引用や解説など、参照されているテキストの一節に追加のコンテキストを提供する付随情報。

doc-footnoteロールは、作品の本文内で見られる個々の注記を表すためだけのものである。セクションの最後にある注記のコレクションについては、doc-endnotesを参照。

例24
<aside id="6baa07af" role="doc-footnote">
   * Additional results of this study and similar studies can be found at …
</aside>
特性:
特性
スーパークラスロール: section
関連する概念:
継承されるステートおよびプロパティ:
名前の由来: 著者

doc-foreword (role)§

作品の前置きをする紹介セクションで、典型的には作品の著者によって書かれていない。

例25
<section role="doc-foreword">
   <h1>Foreword</h1></section>
特性:
特性
スーパークラスロール: landmark
関連する概念:
継承されるステートおよびプロパティ:
名前の由来: 著者
アクセシブルな名前要求: False

doc-glossary (role)§

コンテンツで使用されている新しい、まれな、または特殊な用語の簡潔な辞書。

例26
<dl role="doc-glossary"><dt id="bcc0f155" role="term">Credit default swap</dt>
   <dd role="definition">
      A credit default swap effectively insures against
      default by a borrower.
   </dd></dl>
特性:
特性
スーパークラスロール: landmark
関連する概念:
必須の所有される要素: term, definition
継承されるステートおよびプロパティ:
名前の由来: 著者
アクセシブルな名前要求: False

doc-glossref (role)§

用語集の定義への参照。

例27
<p>
   This is indicated in the cost of a
   <a href="#bcc0f155" role="doc-glossref">credit default swap</a></p>
特性:
特性
スーパークラスロール: link
関連する概念:
継承されるステートおよびプロパティ:
名前の由来:
  • コンテンツ
  • 著者
アクセシブルな名前要求: True

doc-index (role)§

主要な主題、名前、および作品で扱われるその他の重要な話題へのリンクの詳細なリストを提供するナビゲーション支援。

例28
<section role="doc-index">
   <h1>Index</h1>
   <section>
      <h2>A</h2>
      <ul>
         <li>A/B testing, <a href="chapter03.xhtml#page230">230</a></li></ul>
   </section></section>
特性:
特性
スーパークラスロール: navigation
関連する概念:
継承されるステートおよびプロパティ:
名前の由来: 著者
アクセシブルな名前要求: False

doc-introduction (role)§

典型的に、作品の範囲または種別を紹介する前付けセクション。

例29
<section role="doc-introduction">
   <p>Everyone has some experience with marketing … </p>
</section>
特性:
特性
スーパークラスロール: landmark
関連する概念:
継承されるステートおよびプロパティ:
名前の由来: 著者
アクセシブルな名前要求: False

doc-noteref (role)§

脚注または文末脚注への参照。典型的には、テキストの本文に上付きの数字または記号として表示される。

例30
<p> … as studies have shown.<a id="fnref01" role="doc-noteref">[1]</a></p>
特性:
特性
スーパークラスロール: link
関連する概念:
継承されるステートおよびプロパティ:
名前の由来:
  • コンテンツ
  • 著者
アクセシブルな名前要求: True

doc-notice (role)§

動作またはイベントから発生する可能性のある結果をユーザーに通知する。例としては、警告、注意、危険などがある。

例31
<section role="doc-notice">
   <img src="warning.png" alt="warning icon"/>
   <p>Just because you can include a font doesn’t mean you should.
      Think carefully about readability. Also, be respectful of intellectual property.
      There are many excellent free open source fonts available.</p>
</section>

通知をナビゲートする必要がある場合、著者はラベルを含めるべきである

例32
<div role="doc-notice" aria-label="Explosion Risk">
   <p><em>Danger!</em> Mixing reactive materials may cause an explosion.</p>
</div>
特性:
特性
スーパークラスロール: note
関連する概念:
継承されるステートおよびプロパティ:
名前の由来: 著者
アクセシブルな名前要求: False

doc-pagebreak (role)§

コンテンツの静的にページ付けされたバージョンで、2つの連続するページ間で改ページが発生する前の位置を示すセパレーター。

例33
<span id="pg04" role="doc-pagebreak" title="4"/>
特性:
特性
スーパークラスロール: separator
関連する概念:
継承されるステートおよびプロパティ:
名前の由来: 著者
アクセシブルな名前要求: True
子のプレゼンテーション: True

doc-pagelist (role)§

コンテンツの改ページへのリンクのリストを提供するナビゲーション支援。

例34
<nav role="doc-pagelist">
   <h2>Pages</h2<
   <ol>
      <li><a href="chapter.xhtml#Page_1">1</a></li>
      <li><a href="chapter.xhtml#Page_2">2</a></li></ol>
</nav>
特性:
特性
スーパークラスロール: navigation
関連する概念:
継承されるステートおよびプロパティ:
名前の由来: 著者
アクセシブルな名前要求: False

doc-part (role)§

特定の主題、ストーリーアーク、または同様の要約されたテーマを扱う一連の関連セクションを含む作品の主要な構造的部分。

例35
<section role="doc-part">
   <h1>Part One</h1>
   <section role="doc-chapter">
      <h2>Chapter 1</h2></section></section>
特性:
特性
スーパークラスロール: landmark
関連する概念:
継承されるステートおよびプロパティ:
名前の由来: 著者
アクセシブルな名前要求: True

doc-preface (role)§

作品の前置きをする紹介セクションで、典型的には作品の著者によって書かれている。

例36
<section role="doc-preface">
   <h1>Introduction:A Guide to the Galaxy</h1></section>
特性:
特性
スーパークラスロール: landmark
関連する概念:
継承されるステートおよびプロパティ:
名前の由来: 著者
アクセシブルな名前要求: False

doc-prologue (role)§

作品の背景を設定する紹介セクションで、典型的には物語の一部である。

例37
<section role="doc-prologue">
   <header>
      <h1>Prologue</h1>
      <p>Chorus</p>
   </header>
   <p>Two households, both alike in dignity, …</p></section>
特性:
特性
スーパークラスロール: landmark
関連する概念:
継承されるステートおよびプロパティ:
名前の由来: 著者
アクセシブルな名前要求: False

doc-pullquote (role)§

トピックに注目を集める、または重要なポイントを強調したりすることを意図する、現在のコンテンツからの明確に配置または強調表示された引用。

別のソースから引用された一節とは異なり、プルクォートは現在の文書内のテキストの直接の繰り返しである。その結果、著者は、プレゼンテーションの存在が支援技術のユーザーから隠されていることを保証しなければならない(たとえば、aria-hidden属性を使用する)。

次の例は、他の場所(台本など)に表示されるプルクォートの識別を示している。この場合、マークされたテキストはプレゼンテーショナルではないため、プルクォートは隠されない。

Example 38
<p>… I may die, but first you, my tyrant and tormentor, shall curse the sun that gazes on your misery.
   <span id="pq01" role="doc-pullquote">Beware, for I am fearless and therefore powerful.</span>
   I will watch with the wiliness of a snake, that I may sting with its venom. … </p>

次の例は、テキストを複製するプルクォートを示している。この引用は、プレゼンテーションのみを目的としているため、隠されている。

Example 39
<p>… Better habits pave the way to growth, and growth leads to greater happiness.</p>
<aside role="doc-pullquote" aria-hidden="true">
   Better habits pave the way to growth, and growth leads to greater happiness.
</aside>
特性:
特性
スーパークラスロール: none
関連する概念:
名前の由来: 著者
アクセシブルな名前要求: False

doc-qna (role)§

インタビューやよくある質問のリストなど、一連の質問と回答として構成されたコンテンツのセクション。

Example 40
<section role="doc-qna">
   <h2>Interview with the Author</h2>
   <dl>
      <dt>Q: When did you begin writing this book?</dt>
      <dd>A: I first got the idea …</dd></dl>
</section>
特性:
特性
スーパークラスロール: section
関連する概念:
継承されるステートおよびプロパティ:
名前の由来: 著者
アクセシブルな名前要求: False

doc-subtitle (role)§

作品の説明もしくは代替タイトル、またはその作品の中のセクションもしくはコンポーネント。

Example 41
<header>
   <h1>Chapter 2 The Battle</h1>
   <p role="doc-subtitle">Once more unto the breach</p>
</header>
特性:
特性
スーパークラスロール: sectionhead
関連する概念:
継承されるステートおよびプロパティ:
名前の由来: 著者
アクセシブルな名前要求: False

doc-tip (role)§

コンテンツのいくつかの観点を明確にする、またはコンテンツの理解を助けるのに有用な情報。

Example 42
<aside role="doc-tip">
   <h3>Tip</h3>
   <p>You can assign a variable a new value that is the result
      of an expression involving its previous value.</p>
</aside>
特性:
特性
スーパークラスロール: note
関連する概念:
継承されるステートおよびプロパティ:
名前の由来: 著者
アクセシブルな名前要求: False

doc-toc (role)§

コンテンツの主要なセクション見出しへのリンクの順序付きリストを提供するナビゲーション支援。目次は、作品全体を扱うかもしれないし、その作品の一部のみを扱うかもしれない。

Example 43
<nav role="doc-toc">
   <h1>Contents</h1>
   <ol role="directory">
      <li><a href="preface_001.xhtml">Original Transcriber’s Notes:</a></li>
      <li><a href="introduction_001.xhtml">ETYMOLOGY.</a></li>
      <li><a href="epigraph_001.xhtml">EXTRACTS (Supplied by a Sub-Sub-Librarian).</a></li>
      <li><a href="chapter_001.xhtml">Chapter 1. Loomings.</a></li></ol>
</nav>
特性:
特性
スーパークラスロール: navigation
関連する概念:
継承されるステートおよびプロパティ:
名前の由来: 著者
アクセシブルな名前要求: False

A. スキーマ§

この章は非規範的である。

HTMLワーキンググループは、WAI-ARIAHTML 5に組み入れられている。HTMLにおけるWAI-ARIAの公式サポートは、HTML5仕様で提供される。

このモジュールで定義されたロールの検証サポートは、仕様が勧告に達すると追加される。

WAI-ARIAを他の文法に組み込む方法については、[wai-aria-1.1]の付録Aを参照のこと。

B. 勧告候補の終了基準§

この章は非規範的である。

For this specification to be advanced to Proposed Recommendation, it has to be proven that roles defined in this specification have sufficient usage by the target communities. More specifically, it has to be documented that each Digital Publishing Role is used (at least in preliminary prototypes, not necessarily in full production yet) by two, independent document author/publisher as a means to structure document, where “usage” means:

In the case where the epub:type attribute is used, the author/publisher should also clearly state that the plan is to replace epub:type by the ARIA role attribute when this specification is published as a Recommendation. Furthermore, it is also required that at least two, independent authors/publishers use a comprehensive, although not necessarily complete, set of role attribute (as opposed to epub:type).

C. 変更ログ§

この章は非規範的である。

D. 謝辞§

この章は非規範的である。

次の人は、この文書の開発に貢献した。

D.1 Participants active in the DPUB-ARIA task force at the time of publication§

The group would like to thank all members of the DAISY and EPUB 3 working groups who developed the structural semantics vocabulary from which this module was drawn, with special thanks to Sanders Kleinfeld for his assistance analyzing the initial set of semantics for inclusion.

D.2 Enabling funders§

この出版物は、契約番号ED-OSE-10-C-0067のもとで米国教育省・障害者リハビリテーション研究所(NIDILRR)の政府資金によって一部賄われている。この出版物の内容は、必ずしも米国教育省の見解や政策を反映するものではなく、また商品名、商用製品、組織の言及は米国政府による支持を意味するものではない。

E. 参考文献§

E.1 規範規格§

[RFC2119]
Key words for use in RFCs to Indicate Requirement Levels. S. Bradner. IETF. March 1997. Best Current Practice. URL: https://tools.ietf.org/html/rfc2119
[wai-aria-1.1]
Accessible Rich Internet Applications (WAI-ARIA) 1.1. Joanmarie Diggs; Shane McCarron; Michael Cooper; Richard Schwerdtfeger; James Craig. W3C. 14 December 2017. W3C Recommendation. URL: https://www.w3.org/TR/wai-aria-1.1/

E.2 参考文献§

[AT-SPI]
Assistive Technology Service Provider Interface. The GNOME Project. URL: https://developer.gnome.org/libatspi/stable/
[ATK]
ATK - Accessibility Toolkit. The GNOME Project. URL: https://developer.gnome.org/atk/stable/
[AXAPI]
The NSAccessibility Protocol for macOS. Apple, Inc. URL: https://developer.apple.com/documentation/appkit/nsaccessibility
[core-aam-1.1]
Core Accessibility API Mappings 1.1. Joanmarie Diggs; Joseph Scheuhammer; Richard Schwerdtfeger; Michael Cooper; Andi Snow-Weaver; Aaron Leventhal. W3C. 14 December 2017. W3C Recommendation. URL: https://www.w3.org/TR/core-aam-1.1/
[EPUB-Content]
EPUB Content Documents 3.1. IDPF. URL: http://www.idpf.org/epub/31/spec/epub-contentdocs.html
[EPUB-SSV]
EPUB Structural Semantics Vocabulary. IDPF. URL: http://www.idpf.org/epub/vocab/structure/
[html5]
HTML5. Ian Hickson; Robin Berjon; Steve Faulkner; Travis Leithead; Erika Doyle Navara; Theresa O'Connor; Silvia Pfeiffer. W3C. 28 October 2014. W3C Recommendation. URL: https://www.w3.org/TR/html5/
[IAccessible2]
IAccessible2. Linux Foundation. URL: https://www.linuxfoundation.org/collaborate/workgroups/accessibility/iaccessible2
[MSAA]
Microsoft Active Accessibility (MSAA) 2.0. Microsoft Corporation. URL: https://msdn.microsoft.com/en-us/library/ms697707.aspx
[SVG2]
Scalable Vector Graphics (SVG) 2. Nikos Andronikos; Rossen Atanassov; Tavmjong Bah; Amelia Bellamy-Royds; Brian Birtles; Cyril Concolato; Erik Dahlström; Chris Lilley; Cameron McCormack; Doug Schepers; Dirk Schulze; Richard Schwerdtfeger; Satoru Takagi; Jonathan Watt et al. W3C. W3C Working Draft. URL: http://www.w3.org/TR/2015/WD-SVG2-20150915/
[UI-AUTOMATION]
UI Automation. Microsoft Corporation. URL: https://msdn.microsoft.com/en-us/library/ee684009%28v=vs.85%29.aspx
[UIA-EXPRESS]
The IAccessibleEx Interface. Microsoft Corporation. URL: https://msdn.microsoft.com/en-us/library/windows/desktop/dd561898%28v=vs.85%29.aspx
[WCAG20]
Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) 2.0. Ben Caldwell; Michael Cooper; Loretta Guarino Reid; Gregg Vanderheiden et al. W3C. 11 December 2008. W3C Recommendation. URL: https://www.w3.org/TR/WCAG20/